3月27日(火)20時頃、
岩手県沖を震源とするマグニチュード6.4の地震がありました。
当館のある岩手町は震度4の揺れでした。
揺れが大きく、長い時間揺れたので展示品・収蔵品を心配しましたが、
点検の結果、被害はありませんでした。
本日も通常通り開館しており、
展示室では
「発掘された岩手町の遺跡展
北上川上流の縄文文化Ⅴ 上境田遺跡 豊岡遺跡」
ホールでは、町のみなさんから提供いただいた写真を紹介する
「岩手町の記憶コレクション ~思い出の沼宮内駅編~」
を開催しています。(どちらも観覧無料です)
毎年この時期に美術館では、
教育委員会が主催する、
町で発掘された土器(主に縄文時代のもの)の展示を行っています。
昨年、3月11日の東日本大震災時は、
翌日の展覧会初日を控え、
土器などを並べたりと展覧会の準備をしている最中でした。
突然の大きな揺れに
数個の土器がテーブルから落下して欠片となり、
接合復元前の状態にもどってしまいました。
準備中の仮置きの段階で、
土器はまだテグスなどで固定されていなかったためです。
今回の土器展では、昨年のことをおもい
テグスなどをつかい土器を固定したり、
ケースに入れる、重しを入れるなど
安定した状態で展示できるよういつもに増して工夫されています。