最新情報・ブログ

実りの秋 いろいろな実と種の形

かわいた爽やかな風が吹き抜ける屋外展示場は
すっかり秋の装いです。

秋は実りの季節。
9月26日に屋外展示場で見つけた実や種を紹介します。

9/26クリ

秋の味覚として馴染み深い、クリ。
今年ははたくさんの実がついています。
改めて見ると、トゲトゲの外皮に種子がしっかり守られているのがわかります。

9/26リスがクルミをむいたあと

地面に散らばる緑色の物体は、クルミの外皮。
クルミというと、かたい殻につつまれた形を想像するかもしれませんが、
木になっているときは、かたい殻を緑色の外皮が覆っています。

器用に外皮をむいたのは、エゾリスかな。
リスたちはこの時期、食糧集めに忙しくしているのです。
外皮をむいたあとのクルミは土の下にかくし(貯食)、
冬に備えているのですね。

9/26ヤブハギ

ヤブハギ

9/26ハナズオウ

ハナズオウ

マメ科の植物は、サヤエンドウやエダマメに似た
さやをつけています。
さやの中に数個の種子がはいっています。

9/26トウカエデ

トウカエデ

9/26イロハモミジ

イロハモミジ

カエデの仲間はプロペラ状の翼をもった種子をつけています。
枝についているときは2枚の羽根があるように見えますが、
熟すと1つずつにわかれ、翼によってくるくると回転しながら種子を落とします。
種を遠くまで運ぶための工夫がなされているのですね。

9/26ツリバナ

ツリバナ

9/26ガマズミ

ガマズミ

秋には、鮮やかな赤い実をつけている植物も多くあります。
これらの実は、鳥たちの食糧となり、
種子は糞にまじって遠くまで運ばれます。

秋の実りには、
植物たちが生き延びるための工夫や知恵が
つまっています。

自分で動けない分、風や鳥をうまく利用して
遠いところまで子孫を運び、増やすデザインになっているのですね。

あなたも屋外展示場で、秋の実りを見つけてみませんか。

過去の記事

開館時間・休館日

◆開館時間
9時~17時
(入館は16時30分まで)
◆休館日
・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日/臨時開館の場合有り)
・年末年始(12/29~1/3)

→観覧料・アクセス
→お問い合わせフォーム