2012年6月23日[土]―9月2日[日]
石神の丘美術館リニューアル十周年記念
石神の丘 展覧会十年記 美術編
2002年7月、リニューアルした美術館で最初に開催された展覧会は、
岩手町の文化振興に力を尽くした画家の作品を紹介する「齋藤忠誠展」。
以後、さまざまな角度から地域に根ざした展覧会を企画してきました。
本展では、これまでの十年間の美術館活動を
22名65点の作品と資料で振り返ります。
【展示作家】
宇津宮 功
2007年に「パリで紡がれる神話世界」と題し初期から近作までを紹介
本展では油彩作品を紹介
大宮 政郎
2006年に自身の提唱する「人動説アート」を中心とした展覧会を開催
本展では、新作のドローイングと綿に刷った版画作品、立体を紹介
菅野 智子
岩手町生まれ
2003年に和紙で制作する「紙画(しが)」作品を紹介する展覧会を開催
本展ではふるさとの風景をテーマにした「紙画」作品を紹介
齋藤 孝三
岩手町生まれ
2008年「エコール・ド・エヌ草創期」展で紹介
本展では、当館に収蔵されている《婦人像》を展示
齋藤 忠誠
岩手町生まれ
2002年のリニューアルオープン時に展覧会を開催
本展では、初期作品から晩年の作品まで紹介
柵山 龍司
2004年に初期から近作までを紹介する展覧会を開催
本展では、立体作品を紹介
澤口 健
岩手町生まれ
2006年に「いわての風景画」展で紹介
本展では、当時のポスターなど資料を展示
柴田 外男
2005年「ふるさとを描く」と題し、デザイン作品を紹介
本展では石神の丘美術館をテーマとしたポスターを紹介
嶋屋 征一
2007年に初期から近作までを紹介する展覧会を開催
本展では、岩手町在住時代の作品を紹介
杉本 みゆき
2004年に「色彩のハーモニー」とのタイトルで展覧会を開催
本展では平面作品2点を紹介
杉本 吉武
2010年「B2サイズ」のポスターを紹介する展覧会を開催
本展では、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展特別賞受賞作
《SAVE AFRICA》などを紹介
須藤 英一
2010年、「東北の道を行く」と題し、北東北3県の道路を含めた写真作品を紹介
本展では、上記のうち4点の写真を紹介
高橋 行雄
2011年に猫を描いた作品を紹介する展覧会を開催
本展では、版画作品を紹介
田代 耕司
2005年「紙の動物園」と題し、ペーパークラフト作品を紹介
本展では、干支の動物を紙で表現した作品などを紹介
田中 孝視
岩手町出身
2009年に「大地と躍動」と題した写真展を開催
本展では「祭り」を撮影した写真を紹介
田村 淳一郎
岩手町在住
第14回酒田市土門拳文化賞奨励賞受賞を記念し2009年に展覧会を開催
本展では受賞作「昭和の農村(30枚組)」の一部を紹介
戸村 茂樹
2005年に銅版画家としての歩みをたどる展覧会を開催
本展では、収蔵品から版画作品を紹介
橋場 あや
2003年に平面作品を中心とした展覧会を開催
本展では、第25回岩手芸術祭知事賞受賞作を紹介
長谷川 誠
今年4月から6月にかけて展覧会を開催
本展では、下地材であるジェッソを彫るようにして描いた平面作品を紹介
藤井 勉
2011年秋に展覧会を開催
今展では、現在も制作を続ける《風と潮の神話》を特別展示
(この作品は、陸前高田市のホテルにあり、東日本大震災で行方が分からなくなったもので
現在再制作途中です。2011年から制作が進んだ状態で再度紹介しています)
村上 善男
2003年に版画展、2006年に岩手町在住時の作品を中心とした展覧会を開催
本展では岩手町で教員をしていた時代の油彩作品、
貨車の記号や風速計をモチーフにした版画作品を紹介
百瀬 寿
2008年に「百瀬寿の百色(ももいろ)百点」を開催
今展ではグラデーションが複雑な色合いをみせる版画作品を紹介
【関連行事のご案内】
■ギャラリートーク 6月23日(土)、7月29日(日)、8月11日(土) 14:00?
展示室内で学芸員が展覧会や作品についてお話します。
聴講を希望する方は、当日展示室入口にお集まりください。
観覧券が必要です。
■リニューアル10周年記念コンサート 7月21日(土)14:00?
作曲家・長谷川恭一さんによる石神の丘をテーマにしたオリジナル曲を
弦楽四重奏団ラトゥール・カルテット、岩手町出身の打楽器奏者・板垣アヤ子さんが
演奏します。会場は美術館ホール、聴講は無料です。
■岩手町国際石彫シンポジウム参加作家らによるホールの展覧会
「リインカーネーション」展 7月28日(土)?9月2日(日)
岩手町で行なわれてきた「岩手町国際石彫シンポジウム」参加作家らによる
展覧会を美術館ホールで開催します。観覧は無料です。
出品作家:小高一民/妻神則夫/田村優一/山口清治
********************************
会 期:2012年6月23日[土]―9月2日[日]
開館時間:9:00?17:00(入場は16:30まで) *会期中無休*
観覧料金:一般300円/大・高生200円/中学生以下無料
○6/23は開場式を行うため、正午より一般公開いたします
○本展チケットで屋外展示場(ラベンダー園含む)もご覧いただけます
○20名様以上の団体は2割引、 75歳以上の方、障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳の
交付を受けている方は5割引になります
○本展は岩手町民の方は無料で観覧いただけます
○隣接する道の駅石神の丘開業10周年記念感謝祭の日[7/28(土)、29(日)]は
どなたも観覧無料です
6/23追記
6月23日11時より開場式がおこなわれ、
展覧会がスタートしました。
テープカットの様子
右より
石神の丘美術館友の会 会長 西田 拓広さん
石神の丘美術館運営委員会 委員長 浮中 保さん
石神の丘美術館 館長 民部田幾夫 岩手町長
この10年間の展覧会を振り返る展覧会となっている
「石神の丘 展覧会十年記」では、
当館がリニューアルオープンする際に記念展を開催した
齋藤忠誠の絵画作品にはじまり、
これまで当館の企画展において紹介してきた
岩手ゆかりの作家の作品を展示しています。
展示作品は、
絵画・立体・版画・デザイン・写真と
様々な表現方法によるもので、
美術展でありながら、
当館のあゆみをご紹介する歴史展ともなっています。
会期は9月2日まで、会期中の休館日はありません。
どうぞこの機会に、岩手のアート、石神の丘美術館の活動をご覧ください。