5月14日（土）、
開催中の企画展関連行事として
「沼宮内自治会館の思い出を語る会」
が沼宮内公民館との共催事業として開催されました。

昭和10年、沼宮内町に建てられた自治会館は、
当時の岩手県北にはめずらしい洋風建築です。
開館時には、地元新聞・岩手日報新聞で大きく報道され、絶賛されています。
会館は、後に沼宮内公民館として使用され、
昭和50年代半ばまで、町のさまざまな行事に使用されました。

今回開催している企画展、
「影山明仁　鎌田顕司　マンガの間取りと建築模型展」では、
影山明仁さんがマンガから間取り図をおこし、
その図面をもとに鎌田顕司さんが建築模型を制作されることから、
在りし日の自治会館の地図や写真をお渡ししたところ、
快く再現していただき、特別展示させていただきました。

あわせて、沼宮内公民館で継続開催している「沼宮内温故知新事業」と連携し、
模型や図面、町内のみなさんから提供いただいた思い出の写真などを見ながら
今はなき、自治会館の思い出を語り、記録にのこそうということで
「沼宮内自治会館の思い出を語る会」の開催となりました。

まずは、参加者で会場を見学し、

その後、会場を公民館に移し、語る会を行いました。

柴田和子さんには、
お祖父様で自治会館建設時の沼宮内町町長・柴田兵一郎さんの思い出を
藤原徳助さんには、
大正7年生まれの地域の長老として 当時の思い出をお話いただきました。

また、町村合併し、沼宮内公民館となった自治会館に管理のために住んだ方、
公民館で結婚式を挙げた方などにお話しを伺いました。

話は、大変盛り上がり、長時間の行事となりましたが、
大変貴重な記録を残すことができそうです。
ご参加のみなさまありがとうございました。

影山さん、鎌田さんによる自治会館の模型は、
5月29日まで展示室で紹介しております。
特に、自治会館の記憶をお持ちの方には、ご覧いただき
思い出も語っていただきたいと思っています。