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会期延長【ホール展示】玉菜(キャベツ)にまつわる資料展

この展覧会は終了しました

ホールで開催している
「玉菜(キャベツ)にまつわる資料展」は
2011年5月29日(日)まで会期を延長いたします。

石神の丘美術館では広い意味で美術をとらえ、
絵画や彫刻だけでなく、
町内の歴史や民俗文化を紹介する企画展も開催しています。

特に美術館ホールでは、
町内の皆さんから提供いただいた岩手町の古い写真を紹介する
「岩手町の記憶コレクション」を継続開催しており、
今回は、その特別編として、玉菜(キャベツ)にまつわる資料をご紹介します。

かつて岩手町を中心に県内一帯で生産された
固く日持ちのするキャベツ「南部甘藍(なんぶかんらん)」は、
日本一の出荷量を誇りました。

しかし、昭和30年代後半に、
病害による品質低下や他産地の台頭などにより、市場からその姿を消しました。

南部甘藍にかわる野菜生産の模索期を経て、
昭和50年代後半には、再びキャベツ産地を目指そうと
岩手町の生産者有志が立ち上がり、
柔らかく甘い、春系キャベツの栽培に取り組み始めます。

今、岩手県ブランド「いわて春みどり」は、
販売額が5年連続10億円を達成するなど、
キャベツ産地・岩手の復興を強く印象づけています。

時代とともに産地がかわることはあっても、
一度は衰退した作物で再び名をあげることはあまり例がないと言います。

岩手のキャベツの稀有な歴史は、
2010年12月に、
清水克志編著『岩手キャベツ物語 ?玉菜、「南部甘藍」から「いわて春みどり」までー』
(キャベツの歴史と復興録出版実行委員会)
としてまとめられ、
『広報いわてまち2010年12月(No.618)』にも特集が組まれ、
町民はじめ広く知られることとなり、人々の認識を新たにしています。

今回の資料展では、清水氏の協力をいただき、
また関係各機関からご助言を賜りながら、
岩手町と深いかかわりをもつ「南部甘藍」と「いわて春みどり」、
かつては「玉菜(たまな)」と呼ばれた2つのキャベツにまつわる事柄を
写真や実物資料で振り返ります。

岩手町の記憶コレクション 特別編

玉菜(キャベツ)にまつわる資料展
「南部甘藍(なんぶかんらん)」と「いわて春みどり」

会期:2011年3月12日(土)?4月10日(日)5月29日(日)まで会期が延長になりました
会場:岩手町立石神の丘美術館ホール
開館時間:
4月11日(月)?4月22日(金) 10:00?15:00
4月23日(土)?5月29日(日) 9:00?17:00  
休館日:会期中の休館日はありません
【観覧無料】
 

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