こんにちは。
実習生の四日市です。
屋外展示場を紹介した?に引き続き、?ではホールの展示について紹介します。
まず館内に入って目を引くのは岡田卓也さんの「積層 Red&GreenAqua」。
液体プラスチックを何層にも重ねて作られたこの作品。
見る角度を一歩変えるだけでその表情はガラリと変わります。
ホールに進んだところにも、「積層」は何点か存在します。こちらの色彩は、是非とも本物で
お確かめ下さい。
岡田さんの作品を見ていると、何やらノイズと話し声が耳に入ります。
途切れ途切れに聞こえてくるそれは、入口とホールを仕切る壁にかけられた伊藤寛泰さんの作品
「ochanoma.TV01」からのもの。
この作品、中に本物のテレビが仕込まれていて、常にあっちこっちのチャンネルに
切り替わったり無音になったりするよう設定されています。
そして写真に描かれているのは伊藤さんが住んでいた部屋の昔の姿らしいです。
今回の作品群のなかでも、ひときわ目立つ雰囲気をかもし出しています。
ホールに足を運ぶと、天井から巨大な布が二枚。
実はこれ、麻紙(まし)と呼ばれる特殊な紙を材料とした作品。
しもかわらさとこさんの「にち(2)」と「にち(3)」です。
この作品、近づいてよく見ると小さな穴が無数に開いています。
これは、ひとつひとつ線香で焦がして開けたものだそうです。しもかわらさんの
作品にかける妥協のなさと集中力が作品越しに伝わってきます。