美術館ホールで開催している
「中川直人 希望、1000人のポートレート展」では、
ニューヨーク在住の画家・中川直人さんが
東日本大震災後、被災地を訪れ、
そこで出会った人を描いたポートレート50点余を紹介しています。
5月7日、この展覧会を見に大槌町から
岡本隆子さんと息子さん、お友達が来館されました。
中川直人さんが被災地でポートレートを描きはじめたときの
第1番目となられたのが岡本さんでした。
まだ、震災から間もない、2011年5月のことでした。
岡本さんの頭上に写っているのが
中川直人さんが描いた岡本さんのポートレートです。
岡本さんは、会場に、ポートレートのコピーが入った
タンブラーをお持ちくださいました。
これは、ポートレートを描いた記念としてプレゼントされたものだそうで
大切にしていらっしゃるとのこと。
目にはみえないけれど、人と人のつながりが
しっかり結ばれているのを感じるひとときとなりました。
中川直人さんが描いたポートレートを紹介する展覧会は
5月26日まで、美術館ホールで開催しています。
5月25日、26日にはニューヨークから中川直人さんも来場します。
ワークショップの開催も予定しています。