年末年始からの雪による倒木の調査のため、
スノーシュー(西洋かんじき)をはいて
美術館の屋外展示場を歩いてきました。
屋外展示場にでてすぐのところの彫刻も半分ほど
雪に埋もれている状態です。
園路がどこかも分からなくなっていますが、
スノーシューをはいていると、
雪のない季節には歩かない場所も
すいすいと進めてしまいます。
倒木の様子です。
重い雪が一気に降ったために、
松を中心に折れている木が多数あります。
枝が折れるだけでなく、幹の途中から折れている木も多く、
このような状況はここ数年では初めてのことです。
園路沿いに植えてあるレンギョウやユキヤナギも
雪の下に埋もれてしまっています。
折れていなければ、雪解けとともにまた伸びることとは思いますが
少し心配なところです。
折れた枝が別な木に寄りかかっている場合もあり、
これからの雪や風によってさらに倒れる可能性もありそうです。
美術館では、冬のかんじきウォーキングなども計画したいと考えておりましたが
しばらくの間、屋外展示場はご覧いただけなさそうです。
倒木調査中、面白い光景にでくわしました。
写真は、ラベンダーが植えられている斜面です。
1本の木に向かってさまざまな足跡がついています。
写真に写る足跡はどれも人間のものではない様子。
タヌキやキツネ?アナグマ?ウサギ?
あの木の下には何かおいしいものでもあるのでしょうか?
それとも動物集会が開かれているとか?
雪が降ると、普段は見えないものが見えて楽しいものです。
今年は、倒木のため難しいかもしれませんが、
いつか、スノーシューで歩きながら
石神の丘美術館に住む動物たちの足跡をたどるツアーを御一緒しませんか。