最新情報・ブログ

岩手のマンガ『コミックいわて』

岩手県と岩手日報社が共同で出版する
『コミックいわて』が発売されました。


(『コミックいわて』表紙 提供/岩手県)

この本には、「岩手県出身漫画家」が「岩手」をテーマに
描き下ろした新作マンガ10編が収録されています。

掲載作家・タイトルは、次のとおりです。

◆池野恋 「風のおくりもの」
◆とりのなん子 「かもしか温泉」
◆吉田戦車 「0歳児、北へ」
◆神田・ジョセフィーヌ 「ジョセチャリing」
◆そのだつくし 「幸来来 さっこら」
◆佐藤智一 「メドツ日記」
◆地下沢中也 「バンカラの恋」
◆飛鳥あると 「キリコ、閉じます!」
◆小田ひで次 「ひで次くん山へ!」
◆くどうよしと 「イーハトーブを歩く人」(いわてマンガ大賞受賞作品)

オビには堂々「岩手県知事責任編集!!」との文字が。
このような取り組みは全国初になるのだそうです。

岩手県在住の方、出身の方はもちろん
たくさんの方にとって、岩手を知ったり、興味を持つきっかけにもなりそうですね。

発売日は、2011年1月28日(金)、価格は735円(税込)。
全国の書店およびネット書店での販売とのことです。

某ネット販売店ではすでに「一時的に在庫切れ」と表示されており、
気になる方は、早めに注文した方がよさそうですよ。

ところで、
なぜ、美術館のブログでこの本をご紹介しているのかといいますと、
この『コミックいわて』出版のきっかけの一つとして、
当館と萬鉄五郎記念美術館が共同で2009年夏に開催した展覧会
「マンガ百花繚乱 ―いわての漫画家50の表現―展」があるからなのです。


(「マンガ百花繚乱展」チラシ表・裏)

2009年7月18日から9月6日まで開催したこの展覧会では、
2つの美術館を会場に
岩手県出身・在住、ゆかりの漫画家53名の作品748点を

◆世代別マンガの楽しみ(会場:萬鉄五郎記念美術館)、
◆マンガにみる〈岩手〉(会場:石神の丘美術館)、
◆個性派マンガ(会場:石神の丘美術館)

と3つのテーマにわけ紹介し、
岩手県出身・在住、ゆかりの漫画家の数、
その作品の多様さを多くの方に知っていただく機会となりました。

この展覧会は岩手県知事もご覧になり、
その後、マンガを活用した地域振興のため、
県庁内に「マンガプロジェクトチーム」が発足。
そして、事業の一つとして、『コミックいわて』の発売となったのです。

ということで、当館のブログでも
『コミックいわて』を宣伝させていただいたのでした。

ちなみに、『マンガ百花繚乱展図録』は、若干の在庫がございます。

これは展覧会終了後に完成した図録で、
石神の丘美術館と萬鉄五郎記念美術館でのみ販売しております。
ご希望の場合、郵送での販売も承りますので、
お気軽にお問い合わせください。
(石神の丘美術館 電話/0195-62-1453)

図録の詳細は次のとおりです。

企画展「マンガ百花繚乱?いわての漫画家50の表現?展」図録

テーマ? 世代別マンガの楽しみ
?少年のあこがれ
?少女の夢
?大人だってマンガ!

テーマ? マンガにみる「岩手」

テーマ? 個性派マンガ
?4コマのあじわい
?「ガロ系」を知っていますか
?新しい表現スタイル

収録作家 (敬称略/50音順)


飛鳥あると
穴久保幸作
天沼俊
五十嵐大介
池田文春
池田貢
池野恋
いまぜき伸
内村月子(月陽)
小桜池なつみ
奥友志津子
小田ひで次
鴨沢祐仁
神田ジョセフィーヌ
菅野修
菊地かまろ
こしたてつひろ
後藤寿庵
さいとう・たかを
佐香厚子
佐佐木勝彦
佐藤智一
佐藤良治
すみれいこ
瀬川サユリ
そのだつくし(唐夢千代)
高橋広
高室弓生
田中美菜子
田辺節雄
地下沢中也
ちばこなみ
千葉利助
つづき春
とりのなん子
中嶋まこと 
ながやす巧
七草セリ
にざかな(かな)
のなかみのる
畠山耕太郎
馬場のぼる
原哲夫
藤井勉
藤枝とおる
藤野耕平
未影
三田紀房
村上もとか
門馬もとき
吉田戦車
吉田光彦

○岩手出身・在住、岩手ゆかりの漫画家53名の作品およそ750点を掲載
○岩手県北上市出身の精神科医・評論家 斎藤環氏によるテキストつき
○巻末に作家略歴、出品目録つき

B5判 360ページ
1冊:2800円(税込)

過去の記事

開館時間・休館日

◆開館時間
9時~17時
(入館は16時30分まで)
◆休館日
・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日/臨時開館の場合有り)
・年末年始(12/29~1/3)

→観覧料・アクセス
→お問い合わせフォーム