岩手郡沼宮内町(現・岩手町)に生まれた齋藤忠誠(さいとう ちゅうせい/1926-1985)は、戦後まもない時期、多摩造形芸術専門学校(現・多摩美術大学)に学びました。
1950年に抽象美術系の作家たちによって結成された「モダンアート協会」が主催する「モダンアート展」を中心に発表した作品は、キュビスムの影響を受けた人物画にはじまり、やがて日本の古典美を抽象画に昇華させることをテーマにした《綾襴(りょうらん)》シリーズへとつながります。
自身の作品制作の一方で、齋藤は1957年に岩手町在住者を中心とした美術団体「エコール・ド・エヌ」を創立、1961年岩手町文化団体連絡協議会結成と同時に会長に推され岩手町文化活動の要として活動、1972年には岩手町で産する「黒御影石」を用いた石彫実習会を試み、翌73年から本格的な「岩手町国際石彫シンポジウム」を企画・実施するなど岩手町の文化振興にも力を尽くしました。
「荒廃し続ける文明を救うものは文化であり その原点を秘めているのは 地方をおいてもはや他にない―」齋藤の言葉は、今日より一層大きく重く響いてくるようです。
生誕100年となる今年、改めて画家・齋藤忠誠の初期から晩年までの作品を紹介するとともに、齋藤が取り組んだ芸術文化振興活動についても振り返ります。
【関連行事】
■ギャラリートーク(解説会) 7月19日(日) 13:30~
展覧会について担当学芸員がお話しします。
参加をご希望の方は、展覧会観覧券をお求めの上、美術館ホールにご集合ください。
■ラトゥール・カルテット コンサート (石神の丘美術館友の会共催事業)
8月8日(土)17:30開演(17:00開場) 美術館ホール/全席自由/要チケット
********************************
岩手町に文化の種を播き育てた画家
生誕100年 齋藤忠誠展
2026年 6月20日(土)~8月30日(日)
開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
休 館 日:7月13日(月)、21日(火)、27日(月)、8月3日(月)、10日(月)、17日(月)、24日(月)
※花とアートの森フェスタ期間は開館します
観覧料金:
館内企画ギャラリーのみ 一般300円/高校生以下無料
※野外展示エリア〈花とアートの森〉共通観覧券 一般700円/高校生以下無料
・中学生・高校生の方は学生証をご提示ください
・20名様以上の団体は2割引
・75歳以上の方は5割引(年齢がわかるものをご提示ください)
・障害者手帳の交付を受けている方(〈ミライロ〉の提示も可)は無料、介助者1名は5割引
主催:岩手町/岩手町教育委員会/石神の丘美術館/(株)岩手町ふるさと振興公社

2026年05月27日 Wednesday









