当館が毎月発行している小さな情報紙「石神の丘美術館通信 イシビ」にて連載中の、芸術監督・斎藤純の
ショートコラムをご紹介します。
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石神の丘美術館芸術監督・斎藤 純のショートコラム vol.145
石神の丘美術館は昨年のグランドリニューアルオープン後、町内外からたくさんの方にお越しいただき、年間およそ4万人の来館者を記録しました。これは例年の2倍に相当します。
大きく変わった〈花とアートの森〉はもちろんのこと、ギャラリーでの企画展も好評で、スタッフ一同、手応えを感じた一年でした。コロナ禍にあって多くの行事が中止あるいは延期となり、また文化施設の休館なども相次ぐ中、当館が受け皿になったとも言えますが、これからもみなさんに楽しんでいただけるように努力してまいります。
新年度の企画展第1弾は、『柴田真樹版画コレクション ルオーに魅せられて 版画に魅せられて』展をお届けします。ルオーを初めとしてモローやピカソなどヨーロッパの巨匠の版画と、藤田嗣治や棟方志功ら我が国の人気作家による版画をたっぷりとご覧いただきます。岩手ではこれらの作品をまとめて観る機会があまりありませんので、この機会をぜひ逃さないようにしてください。
本年度もよろしくお願いします。