10月3日(日)、工房棟では、
昨日に引き続き、開催中の企画展関連行事として、
出品作家の一人、渡邊淳さんに教えていただいて
フレスコ画の制作に取り組みました。
本日は、フレスコ画の応用編として
フレスコ技法のなかでも、
漆喰をひっかいて作品をつくる「グラッフィート」という技法に挑戦しました。
タイルに漆喰を塗り、
さらに顔料を混ぜた漆喰を重ねます。
その上に水で薄く溶いた石灰クリームを重ね、
「ニードル」という針のような道具で線描します。
石灰クリームの層がニードルではがされることで、
下の顔料入りの漆喰が現れます。
「グラッフィート」とは「引っ掻かれた」との意味のイタリア語で、
その名の通り、漆喰を引っ掻く技法というわけです。
古くから、壁画やタイルに使われてきました。
昨日の基礎編では「描く」やり方でしたが、
こちらは、「描く」というより「彫る」ようなやり方で
作品ができあがります。
なかなか、触れることのない技法に取り組み
楽しみながら作品を作ることができました。
次回は、10月17日(日)13時から
出品作家の1人、しもかわらさとこさんによる
フェルトをつかったワークショップがあります。
みんなで、たくさん、たくさんフェルトをつなげてみます。
参加は無料となっておりますので、
ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。