当館が毎月発行している小さな情報紙「石神の丘美術館通信 イシビ」にて連載中の、芸術監督・斎藤純のショートコラムをご紹介します。
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石神の丘美術館芸術監督・斎藤 純のショートコラム vol.128
今年は紅葉の当たり年だったという声が各地から届いています。今春のサクラもみごとでしたから、コロナ禍に喘ぐ人間たちを自然が励ましてくれているような気がします。
この9月にリニューアルオープンした〈花とアートの森〉も美しい秋を迎えました。〈花とアートの森〉はラベンダー園が拡張されたうえに300種もの植物が植えられ、新たに西野康造さんと三沢厚彦さんの彫刻が仲間入りしました。
三沢厚彦さんの木彫によるアニマル作品は絶大な人気があり、全国の美術館でひっぱりだこです。中学校の美術の教科書で表紙になっていますから、岩手町でもお馴染みだと思います。〈花とアートの森〉には、木彫作品から型をとって制作したブロンズ製のアニマル作品が5つも入りました。
一見、おどけたような表情のアニマルたちですが、見る角度やお天気などによって表情が変わることに気がつきました。寒くなってきましたが、この不思議なアニマルたちに会いにどうぞいらしてください。