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芸術監督のショートエッセイ 石神の丘から vol.106

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」にて連載中の、
芸術監督・斎藤純のショートエッセイをご紹介します。

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石神の丘美術館芸術監督・斎藤純のショートエッセイ
「石神の丘から vol.106」

 

先月、今年は花のつきがいいと書きました。

その後、ヤマボウシがみごとに花をつけました(あれは花ではなく、ガクだそうですが)。

クリの木もたくさんの花をつけ、初夏の香りを放っています。

今年は「花の当たり年」と言っていいようです。

石神の丘美術館のラベンダーも例外ではなく、濃い紫色の花が咲き誇り、爽やかな香りを放っています。

 

石神の丘美術館は、昨年につづいて今年も「ふれあいグリーンキャンペーン」の対象に選ばれ、過日、岩手トヨペット(盛岡市)からラベンダーの苗木200本を寄贈していただきました。

岩手トヨペットの元持雅行社長、佐々木光司町長、「緑の大使」を務める2018ミス・インターナショナル日本代表の杉本雛乃さんらが出席して盛大な寄贈式が行われ、ラベンダーの苗木と社員の寄付金10万円をちょうだいしました。

ラベンダーは南側斜面の階段沿いに植え、徒歩による来館者をお迎えします。

寄付金は今後の美術館整備に有効活用させていただくことになっています。

ここに記し、改めて感謝申し上げます。

岩手中央幼稚園の子どもたちとラベンダー植樹を行う予定でしたが、強い風雨のため中止となったのは残念でした。

 

石神の丘美術館はこのように官民(岩手町、企業、住民)が協力しあって、今日まで歩んできました。

これらの活動が「恋人の聖地」を主宰するNPO法人「地域活性化支援センター」から高く評価され、今年は「恋人の聖地観光交流審査員賞」を受賞しています。

 

石神の丘美術館屋外展示場は今秋から閉鎖し、ラベンダー園や恋人の聖地、散策路を整備する工事に入ります。

この整備事業にあたっても、専門家による検討委員会を2011年に設置。

2013年にまとめられた提言書とその後に開催された町民との懇話会などをもとに進められています。

このような手法も先進的な取り組みと言っていいでしょう。

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