芸術監督就任記念/斎藤純セレクション
このたび岩手町立石神の丘美術館では、芸術監督に盛岡市在住の作家・斎藤純氏を招聘し、新たな視点から美術館活動の充実を図ることとなりました。
芸術監督就任を記念し、斎藤氏がテーマとする「自然と芸術」をもとに、自然表現の多様性を紹介する展覧会を開催いたします。
岩手の豊かな自然環境は、そこに暮らす人々に、そこで生みだされるものに、意識的にまた無意識のうちに大きな影響を与えています。斎藤純セレクションによる岩手ゆかりの7名の画家:石川酉三、板垣崇志、重石晃子、杉本みゆき、高橋和、長谷川誠、畠山孝一の作品は、必ずしも自然そのものを写し取ったり、緑や陽の光に満ちているわけではありません。しかし、作品からは個々の表現の違いを超えて、現代の美術の中に息づく自然を感じられることでしょう。
石神の丘美術館の特徴となっている屋外展示場では、春から初夏へと植物や動物が活発な動きを見せます。企画展示室と屋外展示場、異なる二つの展示場で「自然と芸術」に向き合う機会となれば幸いです。
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会期終了