2010年4月3日(土)―25日(日)

いわてに残る
いわてに残る

平成の「友情の人形」の贈呈を記念して

1927(昭和2)年、日米友好と平和を願っておよそ13,000体の人形が、海を越え米国からやってきました。人形は、全国各地の小学校や幼稚園へ贈られ歓迎されましたが、太平洋戦争に突入したことで、大部分が失われてしまいました。

現在、岩手県内には18体の人形が残っていることが確認されており、その内の1体「メリー」が岩手町立沼宮内小学校にあり、大切にされています。

2010(平成22)年春、「友情の人形」の発案者であったシドニー・ルイス・ギューリック博士(1860-1945)の孫にあたるギューリックV世より平成の「友情の人形」として、新しく西洋人形「ジャッキー」が岩手町立沼宮内小学校に、「エリー」が一関市立千厩小学校に贈られました。

このことを記念し、本展では、岩手県内に残る「友情の人形」を一堂に会し、その数奇な運命と時を越えて伝えられる平和への思いを見つめ直します。









会期終了